仮性包茎とカントン包茎の違いは何?

仮性包茎とカントン包茎は皮の状態の違いで区別されます。

包茎には3つの種類があり亀頭に皮が完全に被ってしまい、剥こうとすると痛みや出血が伴う物を真性包茎と言って、亀頭を皮が覆っていますが、剥こうと思えば剥けるのが仮性包茎です。そして仮性包茎と同じく剥く事は出来るのですが、皮が亀頭を締め付けてしまい痛みを伴ってしまう状態の事をカントン包茎と言います。

つまり、仮性包茎とカントン包茎の違いとは亀頭に掛かる皮の状態の違いという事です。ちなみに両者の違いは他にもあり、カントン包茎の場合は放置しておくと亀頭部分が締め上げられて壊死の様な状態になってしまう事もあるので、保険適用での手術が可能になっています。これは真性包茎の場合も同様ですが、仮性包茎の場合は事情が変わります。

衛生面の事を考えた場合には、仮性包茎の場合も手術した方が無難ですが、機能的には喫緊の問題はありませんので、保険適用の手術は不可になっています。心理的に辛いコンプレックスになっている場合には話が変わりますが、カントン包茎程急を要する類の物では無く、実際人によってはそのままにしている事も少なくありません。

手術する場合には3つの選択肢があります。

真性包茎と仮性包茎、カントン包茎を手術で治療したい場合の相談先は泌尿器科か形成外科、美容系の3種類になります。昨今、手術を経ないで治療出来るという情報が出ている事もありますが大抵の場合は、効果が1時適的な物であったり、実際には余り意味が無い物である事も少なくありません。その点で考えるならば、根治するには手術が不可避です。

泌尿器科の手術の場合は、保険適用で素早くやる事を重視する場合にはお勧めです。ただ、機能面は間違いなく改善しますが、その代わり保険適用の手術の選択肢は限られますので、場合によったら傷跡が残る事も少なくありません。形成外科の方は仕上がりも気にしたい人向けで、保険適用の手術をする場合でも、綺麗に治したい時はこっちを選ぶというのも選択肢と言えます。

美容系に関しては、病院によっては泌尿器科と形成外科の両方の能力を持っている事もあるのですが、自由診療の為高額請求の問題が出て来ます。他にも経歴不明のドクター雇用問題等もありますので、もしも選択する場合は必ず下調べを徹底する様にして下さい。

まとめ

仮性包茎とカントン包茎の違いは、亀頭が被る皮の状態によります。両者とも剥こうと思えば可能ですが、カントンの場合は亀頭が皮で締め上げられて壊死の状態になってしまったりする事もポイントです。仮性包茎の方は場合によっては、手術をしない事も選択肢となります。仮性包茎の方は保険適用手術が不可で、カントン包茎が可なのもチェックしておきたい点です。

手術で解決する場合は、泌尿器科と形成外科と美容系クリニックの3つが選択肢ですので、それぞれの特徴をよく把握した上で、手術先を決定する事をお勧めします。